心臓血管外科で働くメリット

なによりもやりがいが大きい

看護師は患者の命を守る社会的意義の大きな仕事です。そして、心臓血管外科は生死に直結する治療に関わるため、看護師としてのやりがいが大きいです。患者の命を救う瞬間に立ち会うことができるため、大きな感動を得られます。やりがいの大きさから、日々の忙しさも気にならないという看護師は多いです。自分の仕事が患者の命を救う、そういった実感を得られる点が心臓血管外科で働くメリットです。

キャリアに関するメリット

循環器科の部門間で異動があるため、長く働ける点も魅力です。循環器科の部門は細かく分かれており、心臓リハビリテーションや放射線治療室など様々な部門が存在します。そのため、自身のライフスタイルに合わせながら部署異動をしつつ働き続けられるのです。最初は夜勤をこなしつつスキルを磨き、結婚して子どもができてからしばらくは夜勤のない専門外来で働くといったことも可能です。
また、ほかの診療科に異動したり別の病院に転職する際にも有利に働きます。心臓血管外科で働くことで看護師としてのスキルが磨かれるので、そこで得た経験は他の職場に移る際にも役立ちます。看護師としての価値を高められるのも、心臓血管外科で働くメリットの一つです。

看護師として鍛えられる

心臓血管外科の患者は容態が急変することが多いです。そのため、臨機応変な対応が求められます。緊急時は自分がなにをすべきかを自分自身で判断し、積極的に行動に移していく必要があります。こういった経験を積むことで、臨機応変な対応力を身につけることができます。また、心電図の読み方が身につく点もメリットです。意外にも、心電図の読み方がわからない看護師は多いです。心電図を読み取るスキルは実践のなかで磨かれていくものです。診療血管外科では毎日患者の心電図をチェックしますので、自然と心電図の読み方が身につきます。さらに、術後管理ができるようになります。大がかりな手術をすることも多いので、術後管理に関するスキルが鍛えられます。
また、医療機器の知識が身につく点もメリットです。心臓血管外科では様々な医療機器が使われていますので、それらの機器に対する知識が身につくのは看護師として活躍していくにあたって非常に大きなメリットです。具体的には、人工呼吸時や人工透析器、シリンジポンプ、12誘導心電図などを扱うことになります。