転職エージェントの利用がカギとなる
心臓血管外科に転職するにあたって知っておきたいことや、転職エージェントの利用について紹介していきます。転職するために求められる能力や、利用すべきサービスを押さえておきましょう。
転職にあたって求められる能力
心臓血管外科は心臓や血管の疾患をもつ患者のなかでも、手術が必要な患者を扱います。大がかりなものだと、心臓バイパス手術、ペースメーカー手術、人工血管手術などを行い、対象となる主な疾患として挙げられるのは心筋梗塞や狭心症などです。なかでも心筋梗塞の患者は多く、日本人の死因としても大きな割合を占めています。生活習慣病や食生活の乱れによって動脈硬化が進み、いきなり心筋梗塞で倒れてしまうケースが増えているのです。
心臓血管外科に転職するのであれば、患者の指導を正しく行う能力が求められます。身の回りのお世話をするだけではなく、退院後の生活に対する指導やアドバイスが必要だからです。指導に必要な知識と、それをスムーズに伝えられる能力を身につけましょう。生活習慣が原因で心筋梗塞を発症した患者には特に徹底した指導が必要です。ですが、そのような患者に限って指導を受け入れてくれないケースが多いです。きちんと患者が自分の身に起きていることを把握し、それが今後どのようになっていくかを理解させるための能力が必要です。
転職エージェントの利用がベスト
上述の通り、心臓血管外科に転職するためには患者に対して優しく接するだけではなく時には厳しく指導をする能力が必要ですが、一方で転職事情はどうなのかをみていきましょう。まず求人数ですが、心臓血管外科の求人は割と多いです。そのうえでより効率的に転職するのであれば、転職エージェントの利用がカギとなります。求人が多いのは喜ばしいことですが、数ある求人情報の中から自分にマッチするものを探すのは手間がかかります。看護師は忙しい仕事なので、働きながら転職先を自分だけで探すのは大きな手間です。そのため、転職エージェントに依頼して希望に合う求人を探してもらったほうが楽です。事実、看護師向け転職エージェントは年々増えてきており、多くの看護師が転職エージェントを通じて転職していることがうかがえます。
また、転職エージェントは条件にマッチする求人を探してくれるだけではなく、様々なサポートを提供してくれます。例えば条件交渉をしてくれるので、様々な診療科が設けられている大型の病院に対して、「心臓血管外科で働きたい」という条件交渉を代行してくれます。転職先の内部事情も把握しているので、安心して転職することができます。
キャリアアップを目指す看護師へ
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「ナースJJ」は独自のサービスで転職者をサポートしてくれます。例えば、キャリアアップを理由に転職をする場合、職場の同僚にはできるだけ知られたくないものですが、ナースJJなら匿名での転職活動が可能です。
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得られるスキルと関連資格
心臓血管外科で働くことで得られるスキルは「判断力」「観察力」「処置技術」です。これは、ほかの診療科で働くことになっても必要なスキルであり、心臓血管外科で積んだ経験はキャリアアップに役立ちます。
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職場環境や給与について
心臓血管外科は緊急性の高い患者が多く、専門性も高いのでほかの診療科よりも忙しい傾向にあります。しかし、プロ意識が高いため人間関係は良好なことが多く、給与面もほかの診療科より高い傾向にあります。