心臓血管外科の職場環境

看護師としてより高いレベルを目指すなら

目指せスキルアップ!心臓血管外科で働こう
職場環境や給与について

職場環境や給与について

心臓血管外科の職場環境や給与事情について紹介していきます。他の診療科と比べて特殊なイメージのある心臓血管外科ですが、どのくらい忙しく、人間関係はどうなのかなど、気になるポイントを掘り下げていきます。

心臓血管外科の労働環境

まず心臓血管外科の労働環境についてですが、業務内容が幅広いうえに患者の容態の急変や救急で運ばれてくる患者が多く、他の診療科と比べると忙しいでしょう。患者が抱える疾患の種類も多岐にわたるので、専門的な知識が必要です。患者の状態を心電図や心モニターの状況を見ながら観察していくので、重要なサインを見落とすと患者の命に関わってしまいます。そのため、常に専門書などで知識を吸収する習慣を持つことが大切です。また、分刻みのスケジュールで進んでいくので、上手く段取りを整理するスキルも必要です。
緊急対応が多いので、その分残業は多くなりがちでしょう。残業に加えて、専門的な知識を学ぶための研修や勉強会への参加も必要なので、スキルアップの意識を高くもって働ける看護師が求められます。

人間関係について

次に人間関係をみていきましょう。心臓血管外科で行う治療は、少しでもミスがあると一気に患者の命に関わる恐れがあります。医療施設の規模の大きさにかかわらず、チームとなって患者の治療に取り組んでいくので、円滑なコミュニケーションが取れる体制を整えておく必要があります。情報の誤りや伝え漏れが患者の生死に直接関わってくるからです。スタッフの人間関係が悪いことが原因で治療に影響がでるようなことはあってはなりません。働いているスタッフはそれがわかっているので、心臓血管外科の人間関係は円滑であるケースが多いです。プロ意識が高いからこそ、余計な人間関係のこじれが起きないようにしている人がほとんどです。

気になる給与事情

心臓血管外科で働く看護師の年収は平均で450万円~470万円ほどで、月給は35万円ほどです。これは、他の診療科と比べると高めの数字です。心臓血管外科は規模の大きい病院に設置されているケースが多いので、その分給与も高めであると言えます。また、残業や夜勤が発生しやすいので、手当が発生する分給与が高くなる傾向もあるようです。心身ともにハードな職場ではありますが、頑張った分だけ得られる給与は多くなります。夜勤が発生すると述べましたが、職場によっては日勤のみで働くことも可能です。ただし、その場合は夜勤手当が発生しないので給与はそこまで高くなりません。

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    心臓血管外科で働くことで得られるスキルは「判断力」「観察力」「処置技術」です。これは、ほかの診療科で働くことになっても必要なスキルであり、心臓血管外科で積んだ経験はキャリアアップに役立ちます。

  • 職場環境や給与について
    職場環境や給与について

    心臓血管外科は緊急性の高い患者が多く、専門性も高いのでほかの診療科よりも忙しい傾向にあります。しかし、プロ意識が高いため人間関係は良好なことが多く、給与面もほかの診療科より高い傾向にあります。

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